地場深耕は、産業振興の原則の一つです。当社は、地域に密着し、生産者の方のこだわりと、消費者ニーズをより高次元で統合した新商品を企画する、21世紀型の提案商社を志しています。

たとえば、「安い」「まずい」と位置付けられていた2000年ごろの焼酎のイメージ。経済状況により、低価格販売を余儀なくされ、経営難に陥っている個人蔵元が多いのが現状でした。

そこで、わたしたちは焼酎を工業製品として低価格で販売するのではなく、焼酎をひとつの作品と考え、その品質や価値に相応しい場所で販売することにしたのです。かつての焼酎のイメージをパラダイム・シフトさせ、「うまい」「リーズナブル」という新しいイメージに変えることを目指しました。職人気質の蔵元を説得しては口説き、そうして作っていただいた新商品は、どれも個性溢れる旨い酒ばかり。リ・イマジネーションを実行したネーミングやラベルデザインで「焼酎ルネッサンス」商品の第一弾を世に送り出したのが2002年。今ではその商品群も約50種類を数えるようになりました。

「地場に埋もれた銘品を発掘し、消費者の視点で磨き上げ、長期かつ安定的ブランドに育てる」のが「ルネサンス・プロジェクト」の手法。焼酎以外でも果実酒やビネガー、地鶏などの分野で地場産品のブランド化に取り組んでいます。 また、近年の健康志向ブームに乗り、日本食文化の需要は世界的にも高まっています。その中で健康増進に役立つ商品、そして地場産品ブランドを世界に根付かせることができれば、国内でのブランド力もさらに高めることができると考えています。

その一例として、今進めているのがフランスのボルドーワイン九州焼酎相互輸入する経済交流プロジェクト「サムライ・プロジェクト」です。ボルドーで実施した試飲会でも、ワインとは異なる風味が新鮮と好評を得ています。以前のボルドーと言えばフランスワインの一大産地ですが、ワインを自家生産するシャトーの中には、九州の蔵元と同じように経営に悩んでいるところも多数あります。焼酎をボルドーに紹介するとともに、「ルネサンス・プロジェクト」のノウハウを活かし、ポリシーを持って良質の有機ワイン(ビオワイン)を生産している小規模シャトーを日本に紹介することも始めています。

地場産品を世界のマーケットに送り出し、九州をとりまく東アジアの繁栄と平和の実現に貢献していきたい。それが私たちの想いです。

中村鉄哉

中村鉄哉社長写真
株式会社ルネサンス・プロジェクト 代表取締役社長
中村鉄哉
1979年
北海道大学経済学部入学
1982年
マサチューセッツ州立大学に留学
1984年
北海道大学経済学部卒業
1984年
三井物産株式会社入社
2006年
三井物産株式会社退社
2006年
株式会社ルネサンス・プロジェクト
代表取締役社長 就任

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